茶好きエンジニアblog

エンジニア職、ゲーマー。

【現場向け】リモートデスクトップ接続ができないときの対処法

こんにちは。秋は夕暮れ、いや、キリン秋味

 

このブログにたどり着いた皆様は以下のような悩みを抱え漂流してきたかと思います。

 

  • リモート接続に失敗する。IPアドレスがあっているはずなのに接続できない

  • 何を確認すればいいかわからない

  • 確認方法がわからないな

  • 調べたけどよくわからないな

 

今回はこういった疑問にお答えします。

 

記事の内容

 

私も現場で異なるシーンでリモート接続ができない場面に遭遇しました。

その都度、調べて解決しています。

(また、この記事に辿り着くということは、いろいろなページを渡って来たと思いますので、設定などは割愛します。)

 

こういった私が解説します。

 

最初に確認すべきこと

 

IPアドレス間違えてない?

 

確認部分は以前、書いたことがあります。下記のリンクを見てみてください。

IPアドレスを見直そう【既に進行中のコンソールセッションがあるため、リモートコンピューター上の他のコンソールセッションに接続できません】 - 茶好きの雑記

 

 

■ケーブル抜けてない?リモート先の電源は入ってる?

 

そんなミスするかと疑う方もいるかもしれません。

もう一度確認してみてください。

 

PC to PCであればすぐに気づくと思いますが、LAN HUBなどを経由しているとごちゃごちゃになって「抜けとるやないかいっ!!」みたいなことがあります。

 

あとは疲労困憊している時など…

 

現場で考えられる問題

 

以下のようなことが考えられれます。

・LANケーブルの故障

・ハードの故障(拡張PCIボード、LANアダプター、マザーボード等)

 

■LANケーブルの故障

 

LANケーブルを変えてみてください。

また、後ほど説明するコマンドプロンプトで確認してみてください。

 

■ハードの故障(デスクトップPCを想定)

 

調べつくして設定も最適化して接続できるはずなのに!

という場合、ハードの故障が疑われます。

このような場合、何が故障しているか確かめるためにいくつかの検証が必要です。

 

検証①:コマンドプロンプトpingを飛ばす

 

はじめにコマンドプロンプトを起動してください。

 

Windows」→「Windows システムツール」で開く。

または「Windowsキー」+「R」でファイル名を指定して実行を開き

「cmd」と入力してOK。

 

f:id:chasukiman:20210920135029p:plain

 

ping 接続先のIPアドレス」を入力してください。

f:id:chasukiman:20210920135533p:plain

 

何もつないでいないPCで送信するとこのようにタイムアウトになります。

LANケーブルやPCIボードが故障していると同様にエラーメッセージが表示されます。

f:id:chasukiman:20210920135450p:plain

この検証で何かが壊れていることがわかりました。

 

検証②:PCと拡張ボードの組み合わせを変えてみる

 

この検証はPCとボードが複数台持っていることが前提になります。

 

以下のような場合を考えてみます。

下がPC、上がボードだとしましょう。

今は左側が接続できない状態です。ここから組み合わせを変えてみます。

f:id:chasukiman:20210920141558p:plain

 

このように交換したところ右側が接続できなくなりました。

オレンジ色のボードが諸悪の根源ということがわかりました。

f:id:chasukiman:20210920142559p:plain

 

一方、交換しても左側が接続できないとなるとPCが怪しいということになります。

f:id:chasukiman:20210920142820p:plain

 

以上の検証でおおよその見当がつきました。

次のアクションとしては、メーカーへの修理依頼になるかと思います。

 

実際に私も拡張PCIボードの異常確認をお願いしたところ、

基板に異常が見られた回答をいただいたことがあります。

 

修理・交換には時間がかかります。

自分や業務の時間を見積もり、対応しましょう。